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簿記

簿記2級の過去問は何周すれば合格できる?過去問題集の使い方を解説

 

簿記のテキストも一通り読み終わって、さぁいよいよ過去問だ!と思い手を付けてみると・・・

予想以上の難しさに愕然。

点数が全然取れない!という方も多いのではないかなと思います。

 

そして、あまりの難しさに

「過去問で合格点を取ることができるようになるんだろうか・・・?」

という不安にかられる方もいるのではないでしょうか?

 

そんな方のために、合格点を取るための過去問の使い方を紹介していきたいと思います。

 

こんな方におすすめ

  • 過去問の使い方が知りたい
  • 過去問を何周すれば合格できるか知りたい
  • 過去問の点数を知りたい

 

 

過去問は何回分解けばいい?

そろそろ過去問を解こうかな、と思った時に

 

過去問って何回分解けばいいのかな?

 

という疑問が出てくるかと思います。

 

結論から言ってしまうと、3~4年分くらい解けば十分かなぁと私は思います。

 

理由について説明すると、まず過去問の重要性については過去の記事でも書いていますが、ひとつは過去問をやることで「出題傾向がわかる」ということです。

 

ですが、日商簿記検定は出題範囲の改正が度々ありますので、出題傾向についても頻繁にかわってきます

 

なので、「出題傾向を把握する」ために過去問をやるのであれば、あまり古い問題を解くのは意味がないのかなぁと思います。

 

ただ、問題をたくさん解きたい!という理由であれば、昔の過去問を解くのもありなのかな、と思います。

 

過去問題集は何冊も買う必要はなく、書店で最新のものを1冊買うようにするといいでしょう。

 

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過去問は何周すればいい?

過去問は3周くらいすれば十分かと思います。

 

「いやいや、何度も同じ問題をやりたくない!」

という人は2回でもOKです。

 

私はそうでした(笑)

過去問て1回分解くのにも2時間はかかりますから、かなりの集中力が必要ですし精神的にも疲れますよね。

なのに、同じ問題をやらなきゃいけないとなると・・・だんだん飽きてくるし、勉強自体が辛くなってきちゃうんです。

 

私のように何度もできないという人は、過去問1回分を全部やるのではなく、間違えたところや苦手なところだけを繰り返し解くという方法でいいかと思います。

 

なお、参考までに私が実際に過去問を2周した時点での点数については、後述したいと思います。

 

 

過去問を使った勉強法

では、過去問の使い方について私が実践した方法について紹介していきたいと思います。

 

1.過去問題集は【合格するための過去問題集】を選べば間違いない

私が使用していたのはこちらの過去問題集です。

これを使用した理由は

  • 受験者に一番利用されている人気の過去問題集
  • 12回分の過去問が収載

 

過去問の書籍については色々ありますが、口コミやSNSなどを見ていてもこちらの問題集が受験者に一番利用されていることがわかります。

こちらの問題集が人気なのには理由があるわけなので(あえて人気のないものを選ぶ必要はないですよね)、私は迷わずこちらを購入しました!

 

また、過去12回分(4年分)の過去問が収載されているので、たくさん問題を解けると思ったのも選んだ理由の一つです。

 

2.まずは過去問「1回分」を解いてみる

まずは1回分解いてみます。

「なにこれ!難しくて全然解けない・・・」という状況になる人もいるのでは?と思います。

私がそうだったのですが(笑)

 

もし全然解けない問題が工業簿記の問題であるなら、工業簿記の理解がまだ足りないということになります。

このまま過去問だけ解いていても一向に解けるようにはならないと思いますので、いったん過去問は置いといて、工業簿記の理解を深めるためにテキスト&問題集に戻ります。

 

ここで工業簿記をしっかり学習することで、過去問で高得点が取れるようになりますよ!

 

工業簿記の苦手を克服するコツについては以下の記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。

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工業簿記に自信がついてきたな!と思ったら(3)に進みましょう。

 

 

3.過去問12回分の「1周目」を解いてみる

まずは、古い問題から1回分ずつ順番に解いていきましょう。

 

この時、時間を計るようにします。

そうすることで試験の緊張感に慣れ、ペース配分なども掴めるようになってきます。

 

また、試験で慌てないために、問題を解く順番についても試験同様で練習していきましょう。

 

問題を解く順番と時間配分については以下の記事で紹介していますので、よろしければ参考までご覧ください。

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1回目なので、「わからない!難しい!」という問題も多々あるかもしれませんが、気にせず一通り解きます。

 

そして1回分が終わったら、答え合わせをしましょう。

たぶん、この時点では合格点には届かないという方が多いかと思います。

 

解らなかった問題や間違えた問題は、解説をじっくり読みながら解き方を覚え、次に間違えた論点について、テキストに戻って勉強しなおします。

 

ただ、独学の場合は解説だけ読んで理解するのにも限度があるので、解説を何度も読んでるけどやっぱり分からない・・・という場合もあるかと思います。

そいういう時は、ネットで解説しているサイトも多々あるのでそちらで確認するか、それでも分からない!という場合は通信講座なども検討してみてもいいかもしれません。

 

では、実際に私が1周目で点数が全然取れなかった論点と、なぜ点数が取れなかったのか?について詳細を書いていきますね。

 

  • 銀行勘定調整表
  • 株主資本等変動計算書
  • 有形固定資産(200%定率法)
  • 商品売買

 

「銀行勘定調整表」、「株主資本等変動計算書」、「有形固定資産(200%定率法)」について共通して言えることは、テキストをさらっと読んだだけで済ませていたということです。

これは自分が悪いですね^^;

ここからは言い訳になってしまうのですが・・・

 

2級の範囲はかなり広いので、一通り読むだけでも疲れますし、あまり重要ではないところは飛ばしたい、という気持ちになってきます。

例えば、私が使っていたテキスト’(スッキリわかるシリーズ)でいうと「参考」と書かれているようなところなんかは、私の中で、「参考」=「重要ではない」と判断し、さらっと読み飛ばしていました。

 

なので、過去問をやってみて「200%定率法」や「銀行勘定調整表の種類(両社区分調整法以外のもの)」があることに「え!習ってない!」て思いました(笑)

いやいや、ちゃんとテキストには載ってますよ!

 

過去問をやって気付いたのは、上記のような「参考」の部分や、小さく書かれている部分についても、試験で出題されるような重要なことが書かれていることも多いので、テキストに書かれていることはやはり全て理解しておくべきだなぁと思いました。

 

そして、「商品売買」については、「販売のつど売上原価に振り替える方法」や「払出単価の決定方法として先入先出法を採用している」などが出てくる問題ですね。

これについては、単純に「販売のつど売上原価に振り替える方法=売上原価対立法」が分記法や三分法とどう違うのかをしっかり理解していなかったということと、3級で勉強した「先入先出法=商品有高帳」を覚えていなかったのが解けなかった要因です。

 

この部分に関しては、3級の論点もしっかり頭にいれておかないと点数は取れないと感じましたね。

 

ちなみに、少し恥ずかしいですが、私が過去問を12回分解いてみての成績を公開したいと思います(笑)

 

青文字のところが、合格点に届かなかったところです。

合格・不合格の比率はだいたい半々ぐらいですね。

 

でも、私にとってはこれでも十分な出来だと思っていました。

なぜなら、過去問を最初に解いた時の衝撃(難しすぎて)が半端なくて挫折しかけたからです(笑)

その状態からここまで持って来れたのは、諦めずに勉強をした結果なのかなと思っています。

 

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3.過去問12回分の「2周目」を解いてみる

次に、2周目を解いてみましょう。

だんだん、過去問の出題形式に慣れてくるので、問題も解けるようになってきます。

 

 

1周目で全く手が付けられなかったところも解けるようになるので、点数も伸びていますね。

そして、2周目にはすべての回で合格点を上回るようになりました!

 

もし2周目に間違えたところが1周目と同じなら、それは自分が苦手としている論点または理解が不足している論点なので、あとから重点的に復習できるようにしるしを付けておきます。

そして、テキスト&問題集に戻り、苦手部分の問題を繰り返し解くようにします。

 

特に工業簿記は、日商簿記2級に合格する上で重要になってきますので、満点が取れるまで解きなおした方がいいですね。

 

 

4.出題別攻略テクニックを解く

2周目を解き終わった後は、最後の仕上げとして、大問ごとの対策問題を解いてみます。

2周して合格点には届くようになっても、これをやることで色々な気付きがあるかもしれません。

 

これをやってみてまだまだ勉強が足りないなと感じたら、問題演習を繰り返します。

そうすることで、少しずつ知識を増やしていくことができます。

 

私の場合、第一問の仕訳については、初見の問題も多く間違えたところもあったので、こちらを解いて色々な問題への対応力が身についたのではないかなと思います。

 

 

まとめ

過去問は3~4年分解けば十分です。

また、最低でも2周、できれば3周すれば安心でしょう。

 

過去問題集の使い方

  1. おすすめの問題集は【合格するための過去問題集】
  2. まずはお試しで1回分を解いてみて、工業簿記が全然解けなかったら、工業簿記の勉強にもどりましょう。
  3. 1周目は間違ったところを解説を見ながら解き方をマスターし、出題形式に慣れていきます。
  4. 2周目は自分の苦手論点を把握し、その部分を重点的に問題演習を繰り返し、苦手論点を克服します。
  5. 仕上げに出題別攻略テクニックを解き、まだ知識として不足している部分を補い、知識を増やしていきます。

 

過去問は最初に解けなくても、何度も解いていくうちに理解できるようになるので、諦めずに頑張りましょう!

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