簿記

日商簿記2級の独学は可能?合格するための勉強法について紹介します

 

2020年11月に行われた第156回の日商簿記検定2級を受験し、合格いたしました!

 

実際に合格した証拠として画像を貼っておきますね。

この記事では、実際に私がどのような勉強方法をして合格したのか紹介したいと思います^^

こんな方におすすめ

  • 日商簿記2級の独学は可能?
  • 独学で合格するための勉強時間は?
  • 独学で合格するための勉強法を知りたい
  • 独学か通信講座で悩んでいる

この記事を読んでいただければ、日商簿記にこれから挑戦しようと思っている方のお役に立てるかと思います。

 

日商簿記2級の独学は可能なの?

結論から言ってしまうと、独学での合格は可能です!

実際に私も、通信講座や学校に通わず、独学で勉強して合格しています。

また、Twitterを見ていると、沢山の方が独学で合格していることがわかりますね。

 

ただし、独学にも向き不向きがありますので、まずは私の経験から独学のメリットとデメリットを紹介したいと思います^^

 

独学のメリット

  • 自分のペースで、自分に必要な内容だけ勉強ができる
  • 自分の好きな場所で勉強ができる
  • コストが安く済む

では一つずつ詳しくみていきましょう。

 

自分のペースで、自分に必要な内容だけ勉強ができる

独学では誰かに合わせることもなく、自分が好きな時に好きなだけ勉強をすることができます

 

通学の場合は授業のカリキュラムに沿って進んでいきますので、周りのペースに合わせなければなりませんよね。

独学なら、早く進めるもゆっくり進めるも自由です。

 

疲れている日やどうしても気分が乗らない日ってあると思いますが、そういう時も、少し休んでやる気が出てきたらやる、という進め方ができます。

私の場合は、育休中に家事をしながら勉強していたので決まった時間に勉強するということが難しかったですが、そういった場合も独学なら好きな時間に進めることができるので私には合ってると感じました。

 

また、独学は自分に必要な内容だけ勉強できます

例えば、苦手な単元にとことん時間をかけられます

 

私は、テキストで理解できなかった単元や間違えてしまったところなど、自分が理解するまで時間をかけて勉強しました。

逆に、1回で理解できたところは2回目は飛ばして勉強していました。

 

私の友人の話になりますが、資格取得のため通学していたけれど、ほとんどが知っている内容だったため通う意味がないと思って通学をやめてしまったそうです。

このように、学校に通ったりすれば周りに合わせなければならないので、その点では自分に必要な内容だけ勉強できるのは独学の大きなメリットですね。

 

コストが安く済む

通信講座や通学の場合は、教材費に授業料がプラスされますので、費用は高額になることが多いです。

それに比べて、独学でかかる費用はテキスト代だけです。

高額の費用を掛けられない、できるだけ安価に抑えたいという方は、独学がおすすめです。

 

私は育休中で収入も減ってしまっていたので、なるべく節約したいという思いから独学を選択しました。

もしお金と時間がいくらでもあったら、学校に通っていたかもしれません(笑)

 

独学のデメリット

  • 勉強方法やスケジュールの立て方がわからない
  • 解らないところは自分で解決しなければならない
  • モチベーションの維持が難しい

 

勉強方法やスケジュールの立て方がわからない

独学をするうえでスケジュール管理は重要になってきます。

独学に慣れている方なら問題ありませんが、初めて独学をされる方は、どれくらいの期間で、どれだけの勉強時間をとればいいのか?スケジュール管理をするのに苦戦するかもしれません。

また、どういう勉強方法で進めれば効率がいいのかがわからず悩んでしまう恐れがあります。

 

私の場合は、過去に独学で資格を取得したことが何回かありますので、独学には多少はなれていましたが、日商簿記2級についてはスケジュールの立て方(詳しく言うと過去問を始めるタイミング)を失敗したなと思うところがありました。

 

通学や通信講座であれば、カリキュラムや合格への最適なスケジュールを組んだプランがありますので、その通りに進めばスケジュール管理で迷うことはないと思います。

 

解らないところは自分で解決しなければならない

独学の一番のデメリットは、テキストや問題集で解らないところがあっても講師などに質問できないことです。

理解できない問題は、全て自分で調べて解決しなければなりません。

 

今はインターネットで無料の簿記講座がありますし、他にも掲示板で聞いてみたり、YouTubeの動画で解説している方もいるので、そういったものを使って解決する方法があります。

そうやって自分で解決していくのが苦手でなければ独学は向いていると思います。

 

ただ、理解できるまで調べなければならないので、かなりの時間を使ってしまうことにはなります。

また、理解できたと思っていても、違う解釈をしていることもあるかもしれませんし、なんとなくは理解できても、しっかり理解しないまま進んでしまうこともあるかもしれません。

 

自分で調べるのは苦手・面倒!時間がもったいない!と思う方は、講師に質問できる通学や通信講座を利用することをおすすめします。

 

モチベーションの維持が難しい

周りに一緒に合格を目指している仲間がいれば、競争心が出たり自分も頑張ろう!というモチベーションにも繋がります。

独学の場合は一人で勉強しなければならないため、孤独になりますしどうしても途中で挫折しがちです。

 

私も、2級勉強中に何度も挫折しかけました。

自分のやる気を奮い立たせるためにSNSに登録して仲間を見つけ、なんとかモチベーションを維持していましたよ!

 

独学に向いてる人は?

独学は、自分のペースで進めますので通学や通信講座に比べて時間がかかるかわりに、費用は安く済ませることができます。

逆に、通学や通信講座は費用は独学よりかかりますが、効率的に勉強することができます。

 

もし、出来る限り最短での合格を目指したい方は効率的な勉強をすることが大事になってきますので、通信講座を利用すると合格への近道になります。

時間をかけてもいいから安く済ませたい!という方は独学をおすすめします。

 

ただ、最近の日商簿記2級の合格率は30%弱、低いときは10%台の時もありますので、少し勉強しただけで簡単に受かる試験ではないということを頭に入れたうえで挑むようにしましょう^^

 

日商簿記2級合格までの勉強時間は?

スケジュールを立てる上で、目安となる勉強時間を知ることは大事です。

 

3級の知識がある方が独学で2級に合格するまでの勉強時間【250~350時間】と考えられているようです。

また、2級合格を目指すうえで基礎となる3級の学習は欠かせませんので、3級を取得せずにいきなり2級取得を目指す場合は、まずは3級の勉強をすることからはじめましょう!

なお、独学で3級に合格するまでの勉強時間【120~140時間】と言われています。

 

上記の勉強時間にはもちろん個人差があり、使用するテキストや勉強方法などにより大きく変わってきますので、だいたいの目安にすると良いでしょう。

 

参考までに私の2級合格までの勉強時間についてお話ししますね!

 

私は商業高校出身でしたので過去に簿記を勉強したことはありますが、あれから10年以上は経っています。

ですので、日商簿記を勉強をしようと思った時点での簿記の知識は、

「借方は左で貸方は右だったよなぁ〜」

「資産と負債?そういえばそんなのあったっけなぁ〜」

というような、うっすら覚えてるぐらいの状態でした(笑)

 

その状態から勉強を開始して、3級の勉強約30時間2級の勉強約300時間かかりました。

3級については試験対策の勉強をしていないので短めかもしれませんが、2級についてはだいたい平均的な勉強時間で合格できていることになりますね^^

 

合格するために必要なもの

①勉強スケジュールを立てる

まずは最初に大まかでいいのでスケジュールを立てます。

スケジュールを立てないまま進めてしまうと、後々時間が足りなくなって勉強不足のまま試験当日を迎えてしまう恐れがあるからです。

 

仮に合格までの勉強時間が350時間だとすると、1日2時間勉強するとしたら試験日の半年前から勉強を始めるのがいいですね。

もしそんなに時間を取ることが難しい場合や、スケジュールに余裕を持って勉強したい方は、もう少し早くから取り掛かるといいと思います。

 

また、これはよく言われていることですが、インプットよりもアウトプットを重視で進めるようにします。

私の場合はインプット4割アウトプット6割でしたが、できればアウトプット7割が良いと思います。

最低でも6割ででスケジュールを立てましょう。

もしスケジュール通りにいかなくても、その都度調整をしていけばいいので、まずはざっくりとしたスケジュールを立ててから勉強に取り掛かりましょう^ ^

 

②自分に合ったテキストを用意する

日商簿記2級は簡単な試験ではないので、最初のテキスト選びで失敗したくないですよね。

独学で勉強する場合は自分ひとりで勉強を進めていくため、疑問点を講師に聞いたりすることができませんので、テキスト選びがとても重要になってきます。

自分に合ったものを選ばないと、インプットの時点で挫折してしまうことになりかねないからです。

もし、テキストに悩まれる場合は、書店に足を運んで実際に中身を見て自分に合ったものを選ぶようにしましょう^^

↓私が使用したテキストはこちら


 

③電卓を用意する

自分の使いやすい電卓を選び、試験までに使い慣れておくのがポイントです。

 

電卓にも色々種類がありますが、小さい電卓は使いにくく打ち間違えからミスにもつながってしまいますので、大きめの電卓を購入することをおすすめします。

100均で売っているような壊れやすいものを使用している場合はすぐに替えるようにしましょう。

 

また、日商簿記2級の試験は問題ボリュームが多く、場合によっては時間内に解ききることが出来ない回も出てくるかと思います。

そういった場合には、電卓の機能を使って効率をあげて一問でも多くの問題を解くことも大事です。

 

ちなみに私は高校の時に電卓検定2級に合格しているので、ある程度の電卓の知識があったのと、打つスピードには自信があったので、簿記の試験でかなり役立ったと思います。

もし時間に余裕があるのであれば、電卓の本を購入して最低限の機能を覚えてから試験に挑むと良いと思います。

 

 

④合格したいという強い意志を持つ

私の場合ですが、家事や育児や仕事の合間に勉強をしていると、だんだん疲れが溜まってきたり子供との時間や自分の自由時間がなくなりストレスが溜まりやすくなります。

また、難しい問題を理解するまでに時間がかかったり、問題集で合格点が取れなかったりすると、モチベーションが低下したり途中で挫折しそうになることもありました。

もしもそうなった時に「なぜ日商簿記2級に合格したいのか?」をもう一度思い出して、やる気を奮い立たせていました。

絶対に合格したい!といいう気持ち(理由)があれば、独学での勉強も頑張れると思います^^

 

日商簿記2級の独学の勉強法

①テキストでインプット+問題集でアウトプット

テキストを1周読んだだけで全てを覚えるは難しいので(超天才なら出来るかもしれませんが、私には無理です…(笑))、テキストは最低でも2周は読むようにします。

【1周目】

1章ごとテキストを読み進めていき、1章分を読み終わったら、すぐにテキストの巻末にある問題集でアウトプットします。

私はテキストと問題集が一緒になったものを使用していましたが、そうでない場合は別で問題集を購入し、テキストで読んだところの論点に対応する問題を解けばOKです。

 

テキストを読んだだけだと、頭では理解したつもりになっていても、実際はすぐに忘れてしまうことがほとんどなんですよね。

アウトプットすることにより知識を頭に定着することができるので、テキストを読んだらすぐにアウトプット!の流れで進めていきます。

 

テキストを読み進めていくと、途中難しい論点が出てくるかもしれませんが、全てを理解しなくてもそのまま進んでしまって大丈夫です。

理由は、1周目のインプットから完璧に理解しようとすると時間が掛かってしまうのと、せっかく時間を掛けて理解できても2周目にやってみた時にはすでに忘れてしまっていることが多いからです^^;

 

【2周目】

2周目は、理解できていないところを重点的に読むようにします。

また、アウトプットでは解き方をただ暗記するのではなく、解き方を理解しながら進めていくようにしましょう。

理解することで知識として定着しやすくなります。

 

1回理解したとしても次にやってみた時に解けなかった・・・なんてこともあるかと思いますが、何度も何度も問題演習をすることでだんだん解けるようになってきますよ!

 

以下のように、テキストには論点ごとインデックスシールで目次を付けたり、苦手な論点は付箋を付けておくと後から復習しやすいです。

インデックスや付箋で見出しを付ける

インデックスや付箋で見出しを付ける

 

苦手論点には目印を付ける

 

参考

Q.商業簿記・工業簿記どちらから勉強した方がいいの?

A.どちらからでもOK!

ただし、仮に商業簿記のテキストを1周してから工業簿記を1周した場合、商業簿記2周目に入った時に内容をほとんど忘れてしまっている場合があるので、できれば商業簿記2単元進めたら次の日は工業簿記2単元進めるなど、交互に勉強することをおすすめします。

 

②過去問題集を解く

昔は過去問だけ解いていれば合格できた時代もあったようですが、今は回ごとに違った形式の問題が出たりするため、過去問だけ解いても合格するのは難しいです。

だからと言って「過去問はやらなくてもいい」というわけではないのですよね…。

私は実際に過去問を解いてみて、これは絶対にはやっておいた方がいいと思いました。

 

過去問の重要性

  • 出題傾向がわかる
  • 過去問特有の言い回しに慣れる
  • 本試験と同じレベルの問題に慣れる

 

出題傾向については、形式の違った問題が出ることはありますが大きくずれることはないので、過去問で把握しておくことをおすすめします。

例えば、

  • 銀行勘定調整表
  • 株主資本等変動計算書
  • 固定資産台帳

この辺りは、何度も出題されていますし、私の場合テキストだけでは本番の問題は解けなかっただろうと思うので、過去問の重要性を感じました。

 

また、試験独特の言い回しに慣れておくのも大事ですね。

例えば、私が過去問を解いていて「ん?」と思ったのが

「~を認識した」や「正味売却価額」など、テキストでは見なかった言い回しだったので最初は戸惑ってしまいました。

 

本試験と同じレベルの問題に慣れることも大事になってきます。

テキストを一通り勉強し終わってから過去問を解くと、テキストとの難易度の差に驚く人も多いのではないでしょうか。

私もその一人で、過去問を最初に解いた時はその難しさを痛感し、挫折しかけました(泣)

テキストと問題集だけやっていても、本試験レベルに到達するのは難しかったです。

 

また、過去問はなるべく早い段階で一度解いてみるのをおすすめします。

私は試験の1ヵ月半まえに初めて解きましたが、『こんな難しいんだ!もっと前から解いておくべきだった!!!』と後悔しました^^;

 

最初は歯が立たなさ過ぎて心が折れるかもしれませんが、それは誰もが通る道だから心配しなくても大丈夫。

それよりも、早い段階から過去問のレベルを知っておくことはとても大事です。

 

例えば試験日の半年前から勉強を始めたとしたら、3ヶ月前には1度過去問を解いてみるようにしましょう。

もし全然解けなかったら、解けなかった(間違えた)論点をテキストに戻って復習をします。

そしてまた過去問を解きます。この繰り返しで、過去問2周目には合格点を取ることが出来るようになります。

 

時間に余裕がある場合は過去問を3週、最低でも2周はするといいです。

もし何度も間違う問題があれば、試験直前に復習をしましょう。

 

③予想問題集を解く

私は、TAC出版の、直前予想を試験1週間前に買って1周しました。


これは必須ではありませんが、過去問を解き終わって時間がある場合は予想問題集を解くといいと思います。

 

まとめ

独学で合格するには、試験までのスケジュールを立て、効率の良い勉強方法が必要となってきます。

また、勉強のモチベーションを維持することも重要です。

もしやってみて独学が難しいなと思えば、通信講座にシフトすれば良いと思います。

絶対合格したい!という気持ちを持って勉強に取り組みましょう^^

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