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簿記 資格 建設業経理士

【建設業経理士1級】3科目を1発合格するまでの勉強時間と勉強方法をワーママが解説!

これから建設業経理士1級を目指そうと思っている方の中には

3科目あるけど勉強時間はどれくらい必要なのかな?
どのような勉強方法をすれば一発で合格できる?

そんな疑問を持っている方も多いかと思います。

私もそうでしたが、働きながら勉強したり、育児をしながら勉強をされる方など勉強時間を沢山取れない方にとっては、限られた時間の中で効率的に勉強していきたいですよね。

 

ここでは、家事×育児×仕事をしながら勉強して1発合格した私が、勉強方法等を紹介したいと思います!

 

建設業経理士1級の勉強時間

ここでの勉強時間は、私の受験当時の以下の状況での時間となります。

基本的には、通勤時間で単語カード(理論暗記)、夜は子供が寝てから1時間、を毎日勉強時間にあてていました。

  • 日商簿記2級取得済み
  • 建設業経理士2級取得済み
  • 1科目ずつ勉強(半年で1科目受験)
  • 昼間はフルタイムで仕事+家事+育児

財務諸表の勉強時間

財務諸表は3科目の中でも範囲が広く覚えることが多い科目で、300時間を目安に勉強してきましたが、私の実際の勉強時間は「254時間」でした。

体感としては合格圏内に入るには200時間前後は必要です。

ちなみに勉強時間は一般的には100~150時間と言われていますが、これは最低限の勉強時間ととらえた方がいいでしょう。

 

原価計算の勉強時間

最近では3科目の中で難易度が一番高いと言われている原価計算。

一般的な勉強時間は財務諸表と同じく100~150時間と言われています。

ですが、私の勉強時間は「300時間」!!3科目の中で一番勉強しています(笑)

私が合格したのは15.2%の難易度の高めの回だったので、これだけ勉強したから合格できたものの、100~150時間では難しかったと思います。

原価計算の合格率は20%程ですが、10%台の時もあるので、最低でも200時間は確保した方がいいです。

 

財務分析の勉強時間

3科目の中で一番難易度が低いと言われている財務分析。

暗記要素が多い科目なので、暗記が苦手な私にとっては一番苦手意識を持っていた科目でした。

しかも転職と重なったため確保できる勉強時間が一番少なく、半年で合格できるか心配でしたが、なんとか1発合格することができました。

そんな私の勉強時間は「190時間」でした!

ただ、試験1~2か月前には合格圏内に到達していたので、150時間前後あれば十分合格できる科目です。

 

使用したテキスト・問題集

こちらは原価計算でも使用した、簿記の定番のテキスト・問題集です。

メリットとしては

  • イラスト付きで分かりやすい
  • 分かりやすい単語や文章で理解しやすい

こちらのテキストと問題集だけで合格ラインまでもっていくことは十分可能です。

ちなみに過去に合格した日商簿記2級もこちらのシリーズを使用していました。

ただ、注意したいのは

  • 理論対策としては少し不十分なところもある

というところです。

テキストには載っていない問題が出題されることも多々あるので、

テキストでは不十分な部分を補うために概説書を購入しました。

安くはありませんが、使用後はフリマサイトなどでも高額で売れるので、私は第一問、第二問対策として購入することをお勧めします!

【中古】建設業会計概説 1級原価計算【中古】
建設業会計概説 1級 財務諸表 第3版[本/雑誌] (FARCI建設業会計BOOK) / 建設業振興基金/監修 建設産業経理研究機構/編集

 

 

そして過去問集です。

 

建設業経理士1級の勉強方法

原価計算・財務諸表の勉強方法

原価計算と財務諸表の勉強方法は基本的に同じです。

  1. テキストを読み、対応した問題集を解く
  2. 単語カードで理論暗記
  3. 過去問題集を解く

 

1.テキストを読み、対応した問題集を解く

まずテキストを1周サラッと読み、2周目は1周目よりもじっくり読んで、1論点読み終わったら対応する論点の問題集を解きます。

もちみ
この時に不正解だった問題には「×」マークを付けておき、最終的には「〇」になるまで解きますよ

 

2.単語カードで理論暗記

なんとなく全体が掴めてきたところでテキストに戻り、読み進めながら大事だと思う箇所を単語カードに書き移していきます。

最低でも太字部分は覚えるように、また過去問の第一問も追記していきます。

単語カードについては、写真の上は100均で売っている中でも大きめの物なのですが、それでも書ききれなくなるので、ミニルーズリーフを単語カードとして使っていました。

単語カードが出来たら、理論の暗記です!

私は毎日通勤電車の中で、頭の中で読んで暗記をするか、読むだけだと漢字が覚えられないのでノートに書いて暗記していました。

覚えたつもりでも、いざ書こうとすると漢字が思い出せなかったりするので、暗記したものを一度は書いてみた方がいいです。

 

また、理論だけ続けてやったり計算だけ続けてやると、どちらかを忘れてしまうので、通勤で理論やったらその夜の自宅では計算、もしくはその日に理論をやったら次の日は計算、というように理論と計算を交互に勉強しました。

 

3.過去問題集を解く

建設業経理士は過去と同じパターンの問題が出やすいので、試験1~2か月前になったらひたすら過去問を解きます。

過去問10回分を一通り解いたら、間違った問題=苦手論点をテキストに戻って復習します。

過去問は、最低でも2周、余裕があれば3周することをお勧めします。

 

なお、過去の試験問題については建設業経理のホームページに直近の5回分はダウンロードができますが、それ以前のものは過去問題集を購入するか、他のサイトからダウンロードする形になります。

私は以下のサイトからダウンロードしました。

建設業経理検定過去問題 - 建設経営サービス

資格スクール 大栄

ただ、ダウンロードする場合は以下のデメリットがあります。

  • 解答が間違っている場合がある
  • 解説がない場合がある

不正解な問題があっても、なぜそうなったのかが分からず、モヤモヤして終わってしまうことになるかもしれません。

もちろんどうしてそうなるか復習しなおしてその解答になるまで再び解きなおすという方法もありますが、効率的ではないと思い私はやっていませんでした(^_^;)

なので過去問は、過去問題集を購入することをお勧めします。

 

財務分析の勉強方法

では財務分析の勉強方法です。

  1. 比率を暗記する
  2. 過去問を解く
  3. 単語カードで理論暗記

 

1.比率を暗記する

建設業経理士検定のホームページ内の出題範囲等に記載されている「財務分析主要比率表」を覚えます。

この比率を覚えないことには財務分析は合格できないのですが、暗記が苦手な私にとっては最初はかなり苦痛でした(^_^;)

ただ、この段階では完璧に覚える必要はありませんので安心してください(笑)

私も最初から完璧に覚えようとしましたが、全く頭に入ってきませんでした・・・。

なので、ある程度覚えたら、次の段階に進んでしまいましょう!

 

2.過去問を解く

まずは過去問の第5問の各比率を求める問題をひたすら解いていきます。

ただ比率だけを覚えようとすると頭に入ってこないので、問題をいきなり解いていった方が比率をただ暗記するよりも頭に入りやすいです。

もちろん最初は全然解けないのですが、答えを見ながら解き進めていくとだんだん覚えていくので大丈夫です!

第5問で慣れてきたら、第3問→第4問と過去問をひたすら解けば、表を見なくても比率が頭に入るようになります(笑)

 

3.単語カードで理論暗記

理論対策としては、原価計算と財務諸表と同じように、テキストと概説書の重要部分を単語カードに書き写して、隙間時間に暗記していきます。

ちょうどこのころ自身の転職と重なり通勤時間が減ってしまったので、通勤時間での勉強があまりできなくなってしまったのですが、「短時間でも毎日やること」を意識して理論暗記をしていました。

数日空いてしまうとすぐに忘れてしまうためです。

なので、通勤時間の10分ちょっとで単語カードの暗記、夜は子供が寝てから1時間ほど計算問題、という勉強方法で約半年やりました!

 

建設業経理士1級の受験科目の順番

さて、まずはどの科目から受験しよう?ということになりますが、パターンとしては大まかに以下の順番があります。

  1. 3科目同時受験
  2. まずは1科目確実に合格したい場合
  3. 難しい科目から挑戦したい場合
  4. 建設業経理士2級、日商簿記2級取得直後である場合

では、それぞれについて説明していきます。

1.3科目同時受験

短期集中型や勉強時間が沢山とれる人におすすめです。

今回私は1科目ずつ勉強する方法を選びましたが、1科目を半年で勉強することになるので、3科目合格するのに最短で1年半かかります。

これを長いと感じるか短いと感じるか・・・私は実際に勉強してみて、想像していたよりも長く大変な試験だったなと実感しています。

もともと長期間勉強するのが苦手な私としては、時間があるなら短期間で集中して勉強するほうがおすすめです。

ただ、なかなか時間が取れないという方も多いですよね。

私も育児と仕事と両立しながら勉強していたので、限られた時間しか取れなかったです。

そういう方は1科目ずつ確実に合格していきましょう。

 

2.まずは1科目確実に合格したい場合

3科目あるのだから、まずは1科目確実に合格して安心したい場合は、難易度の低い財務分析がおすすめ!

出題パターンがある程度決まっているので、過去問で対策していれば記述問題抜きでも十分に合格点を狙える科目です。

 

3.難しい科目から挑戦したい場合

まずは難易度の高い科目から合格して、気持ちを楽にしたい場合は原価計算からがおすすめ。

合格率を見ても10%第が出る時もあり、SNSでも苦手意識を持っている方が多いことが分かる原価計算。

 

私が最初に受験したのはこの原価計算だったのですが、実は一番簡単な科目だと思って受験したんです。

ところが、ふたを開けてみてびっくり。原価計算が一番簡単なんていう考えは間違っていました・・・(^_^;)

どうしてそんな勘違いをしてしまったのかというと、事前にインターネットで調べてそういう情報が出てきたからなのですが。

でも合格率で見ると財務諸表も難易度は同じくらいに感じましたが、合格率で見ると原価計算が一番難しいんですよね。

 

4.建設業経理士2級、日商簿記2級取得直後である場合

財務分析は建設業経理士2級や日商簿記2級で勉強してきたこととは毛色が違うので、全く新しい知識を増やすことになります。

「え?これって簿記なの?」というのが、財務分析を勉強していた時の率直な感想です。

建設業経理士2級や日商簿記2級を取得直後であれば、その知識を忘れてしまわないうちに財務諸表か原価計算を受験しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

【勉強時間の目安】

原価計算・・・200時間

財務諸表・・・200時間

財務分析・・・150時間

 

【勉強方法】

原価計算、財務諸表・・・テキストを読んでひたすら過去問を解く。

財務分析・・・比率を覚えてひたすら過去問を解く。

 

私の場合はこんな感じですべての科目を1発合格することができました。

これから受験される方の参考にしていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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