そんな疑問を持っている方も多いと思います。
結論から言うと、クレアールはおススメです!
今回は、実際にクレアールの日商簿記1級を受講してみた私が、講座の内容についてリアルな感想を紹介していきます!
この記事を読めば、クレアールの簿記1級講座が実際どうなのか?お分かりいただけると思います。
Contents
クレアールの日商簿記1級講座を選んだ理由
クレアールと言えば、ビジネス系の人気ユーチューバー「リベ大の両学長」がおススメしている簿記講座でもあります。
私は両学長のYouTubeチャンネルは好きでよく見ていたので、両学長がおすすめしているならきっと間違いないだろうと思っていました。
我ながら単純だとは思いますが(笑)
上記の理由も含め、私が簿記1級の通信講座を探すにあたってクレアールを選んだポイントをあげると以下の通りです。
- 価格が比較的リーズナブル
- 合格に必要な範囲だけに絞って効率的に学習できる
- 無駄を省いた教材
- サポート体制が充実している
やはり価格面が安いというのは大きなポイント。
いくらでもお金をかけられるというのであれば他の選択肢もあったかもしれませんが、今まで資格試験の勉強は独学メインでやってきた私としては、いきなり高額な通信講座を選ぶのはリスクがあり、なるべくコストは掛けたくないという気持ちがありました。
ただ、価格面だけならほかに安い「スタディング」もありますが、価格面以外でのメリットも多いクレアールに決めました。
ではそれぞれ詳しく説明していきますね!
クレアール日商簿記1級講座の料金と他社との比較
クレアールの簿記講座がどれぐらいリーズナブルなのか他社と比較してみました!
【1位】スタディング 簿記1級合格コース 一括 66,600円
【2位】ネットスクール 1級標準コース 124,000円
【3位】クレアール 1級講義パック 132,000円
【3位】LEC東京リーガルマインド 1級パーフェクトコース 132,000円
【5位】資格の大原 1級合格コース(6ヵ月) 152,200円
【6位】資格の学校TAC 1級合格本科生 1年・10ヵ月コース 165,000円
価格だけで見るとクレアールは第3位です。
あれ?そんなに安くない?とお思いの方もいるかと思いますが、クレアールは定期的に受講料の割引をしているので、上記よりもさらにお安く受講することができます。
コース | 一般価格 | 割引価格 | |
1級講義パック | 132,000円 | 92,400円
(6月目標) |
84,480円
(11月目標) |
割引については月やタイミングによっても変わってきますが、
直前期になるほど金額は上がる傾向にあるので、余裕をもって早めに申し込みをした方が良さそうです。
「ちなみに私は2022年9月に「2023年11月目標1級ストレートフルパック」を申し込みましたが87,000円でした。
なお「1級ストレートフルパック」の講座内容は以下の通りです。
- 講義(317単元)
- 解放マスター答練(全16回)
- テキスト(全5冊)
- 問題集(全5冊)
- ファイナル答練(3回)
- 公開模試(1回)
- 何度でも質問可能
- 万が一の時にそなえた1年間の受講保証
安かろう悪かろうではなく、内容は充実しているのに10万円以下で受講できちゃうんです。
これだけコスパの良い講座は他にはなかなか見つかりません。
余計なお世話ですが、かなり企業の企業努力をされているのかなと?推察します(笑)
クレアールの「非常識合格法」とは?
クレアールの通信講座の大きな特徴である「非常識合格法」とは何か気になる方も多いのではないでしょうか。
クレアールによると、
- 試験に出やすい範囲
- 試験に出る可能性が高い範囲
学習範囲を上記に絞って合格を目指すというもの。
他社の場合は出題範囲を全て網羅した教材、講義になっているけど、クレアールでは合格に必要な範囲のみを学習するので、無駄を省いて効率よく学習できるんです。
これは、勉強時間が仕事と家事と育児の合間にしかとれない私にとっては、ぴったりの学習法だと思いました。
とはいえ、本当に無駄を省いた学習法なのか気になりますよね。
私はクレアールしか受講していないため他との比較はできませんが、実際に受講してみてのリアルな感想を紹介していきますので参考にしていただければと思います。
【試験に出やすい・出る可能性が高い範囲】
クレアールのテキストと問題集は、設問ごとに重要度・難易度が記載されていて、
重要度については、高い方からA→B→C
難易度については、低い方からA→B→C
と、単元ごとの優先度が分かりやすくなっているんです。
さらに講義では優先順位について
「この問題については出題可能性が低いので余裕がある人だけで、余裕のない人は飛ばしていいですよ」
「この問題(出題可能性の低い問題)が出たとしても、出来る人は少ない=捨て問になるので気にしなくていいですよ」
といったアナウンスがあったりするので、余裕のない私は心置きなく?飛ばしていました(笑)
そもそも、重要度が低いC(試験にでにくい)については、テキストに載せなくてもいいのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、例えば今までの試験で全く出題が無かったけど、前回の試験で出た場合等、他社の教材とも比較して講師が載せた方がいいと判断した場合は載せることもあるようです。
また、クレアールには簿記1級講座の他に会計士講座や税理講座もあります。
簿記1級から会計士、税理士へステップアップする人もいることを見越してのテキスト内容になっているため、重要度Cには、会計士等を目指される方はやったほうがいい内容だけど、日商簿記1級では飛ばしてもOK、という内容も含まれています。
クレアールの日商簿記1級講座の教材
テキストの合う合わないについては、資格勉強をするうえでとても重要ですよね。
私自身、一度簿記1級を独学で学習して挫折しているので、通信講座を選ぶ上で教材の充実度はかなり重視していました。
では、クレアールの教材はどうなのでしょうか!
テキストのボリューム
「1級ストレートフルパック」の使用教材は以下の通り。
- テキスト5冊
- 問題集5冊
合計10冊
簿記2級とは比べ物にならないくらい範囲が広いので、「必要なことだけに絞った教材」のクレアールでもこの量があります。
ちなみに他社の教材と比較すると
- 資格予備校のTACの簿記1級講座
よくわかる簿記シリーズ
テキスト6冊(1,796ページ)
トレーニング6冊(2,276ページ)
合計12冊(4,072ページ)
- ネットスクール日商簿記1級WEB講座
日商簿記1級とおるフルセット
テキスト4冊(1,444ページ)、
トレーニング4冊(1,348ページ)
合計8冊(2,792ページ)
- 資格の大原 <Webライブ>1級合格コース
テキスト3冊
問題集4冊
合計7冊(ページ数不明)
ページ数だけだと、一番少ないのはネットスクール、次にクレアールでした。
ただし、クレアールはこのテキストの内容を全て読んで覚える必要はありません。
その理由は以下の通り。
- 重要な箇所は講義で教えてくれるから
- 税理士や公認会計士を目指す方も使う教材だから
講義を進めていく中で、講師が試験に出やすい場所や覚えなくていい箇所などを教えてくれます。
また、日商簿記1級合格を目指す人の中には、ステップアップして公認会計士や税理を目指す方も沢山います。
その方たちのために、試験に合格するために必要な基礎を日商簿記1級講座のテキストに盛り込んでいます。
上でも書いたように、公認会計士や税理士を目指す方たち向けの問題については講師から「ここは日商簿記1級では気にしなくていいです」というようなアナウンスがあります。
テキストの見やすさ
フルカラーの教材が多い中、クレアールの教材は白黒です。
「それはちょっと・・・」と思われた方もいるのではないでしょうか?
実は私もクレアールを受講するかの判断の際に、テキストが白黒という点が一番引っかかっていました。
今まで独学でやってきた簿記の勉強では、イラストやキャラクター、図入りのテキストに慣れていたからです。
白黒のシンプルなテキストが好きな方や、マーカー等を引いて自分仕様のテキストにしたい人にとっては向いているかもしれませんが、
白黒のデメリットとして挙げるとすれば
- 見にくい
- つまらなく感じる
等があるかと思います。
私は悩みに悩んで最終的にはクレアールにすることにしたのですが、テキストを使ってみた結果からお伝えすると、白黒でも問題ありませんでした。
理由は、テキスト中心で学習を進めるのではなく、講義中心の内容になっているからです。
これはクレアールに限らず通信講座共通なのかなと思いますが。
例えば独学の場合は、テキストを読んで(インプットして)から問題を解き、分からないところはテキストに戻って確認する、という流れでしたがクレーアルの場合は、講義を聞いて(インプットして)から問題を解き、分からないところはテキスト&講義を見て確認する、という流れになるので、独学よりはテキストを読む時間が短くなります。
独学の場合は何度も読まないと頭に入りませんでしたが、講義中心の場合は色々な例えを使って説明してくれたりするので、頭の入り方が全然違います。
というわけで、テキストが白黒でも私は特に不自由は感じませんでした。
でももし、講義無しでクレアールのテキストのみで勉強しろと言われたら、続ける自信はなかったかもしれません(笑)
ちなみにテキストはPDF形式でもダウンロード可能で、そちらでは一部分、カラーで表示されているところもありますが、実際に手もとに送られてくる教材は白黒です。
(そういうところでコストカットをしているのでしょうね!)
クレアール日商簿記1級講座のサポート体制
クレアールには他の通信講座にない「検定目標月1年間保証制度」というものがあります。
これは何かというと、最初の目標としていた検定試験からプラス1年間は講義が視聴でき、さらにサポートも受けることができるとういうもの。
誰でも出来れば1回で合格したいですよね。
でも、合格率が10%前後と難易度の高い試験ですから、1回で受かる人ばかりではありません。
それに、いろいろな事情で勉強時間が思っていたよりも取れなくて勉強不足により合格に及ばなかったということもあると思うんです。
Twitterを見ていると、最初の試験で合格した人より、何度か受けて合格した人の方が多い印象です。
他の通信講座の場合、目標試験までの料金になっていて、もし合格できなかった場合は追加で料金を払う(通常価格よりは減額される)のが一般的ですが、クレアールでは1年間は、講義の視聴やサポートが延長して受けられるんです!
私の場合は、仕事と育児の両立で目標としていた学習時間を確実に取れるか分からなかったことと、次の試験を受けるか余裕をもって次の次の試験を受けるか迷っていたこともあり、この制度はとても有難かったです。
クレアール日商簿記1級講座の講義はわかりやすい?
- 講義の概要
- 商業簿記・会計学の講師
- 工業簿記・原価計算の講師
上記の3つに分けて解説していきます。
講義の概要
クレアールの講義は、1単元につき1講義となっていて、
商業簿記・会計学は単元1~197
工業簿記・原価計算は単元1~120
各20~40分となっています。
1つの単元が短時間で視聴できるので、隙間時間を利用して勉強しやすいです。
(山田先生が、「すみません、長くなっちゃいましたね」と言って時間オーバーすることもありますが(笑))
長い講義だと集中力が切れやすいので、その点は有り難かったですね。
商業簿記・会計学の講師
クレアールの講義については、Twitterをみると良い悪い、様々な口コミがあります。
例えば良い口コミには「商業簿記の山田先生がわかりやすい」という口コミをよく見かけます。
確かに実際に受講してみて、山田先生が人気な理由が分かりました。
私の正直な感想としては
- 何度も丁寧に説明してくれるし分かりやすい
- たまに面白い
- おちゃめ
- 安心感がある
などがあります。
もう少し詳しく説明していきます。
何度も丁寧に説明してくれるし分かりやすい
1回説明したところは省略する講師もいるかと思いますが、山田講師は何度も丁寧に説明してくれます。
例えば、基本問題から応用問題へと徐々に難易度が高くなっていく場合、元となる問題は同じなので途中の計算が同じになることが結構あるんです。
山田講師は、同じ内容でも何度でも毎回丁寧に解説してくれます。
説明は1回で十分という人もいるので、相性だとは思いますが、分からない論点は何度でも説明してくれた方が頭に入りやすいし、私には合っていました。
また、公式の覚え方についてご自身が会計士の勉強中に実際にやっていた覚え方を「これ、恥ずかしいので言おうか迷ったんですが…今でも迷っているんですが」と前置きをしながらも結局教えてくれる先生(笑)
実際にその覚え方で覚えられたので、やっぱりこういうところが通信講座のメリットだなと感じました。
たまに面白い
たまにクスッと笑わせることを言ってくれます。
通勤電車で講義を聞いてたのですが、ニヤニヤしていてかなり怪しい人になっていたと思います(笑)
おちゃめ
解説中に噛んでしまった時に、「〇〇って何だ(笑)」と自分に突っ込みを入れながら、頬をペシペシッと叩く姿が印象的だった山田講師。
見ていておちゃめな部分が多くて可愛いんですよね。
こんなことを言ったら怒られるかもしれませんが、ゆるキャラにいそうな癒しキャラという感じ。
安心感がある
「山田先生の言うことなら間違いない」そんな安心感を与えてくれる講師です。
山田先生の教え方・伝え方だったり、真面目で優しそうなお人柄がそう思わせてくれるのかなと。
頭が良くておおらかで、きっと人気の会計事務所なんだろうなーなんて想像を膨らませていました。
個人的に山田先生のファンになってしまいそうです。
工業簿記・原価計算の講師
山田講師が癒し系なら、工原の講師は体育会というイメージ。
大切なところは何度も説明してくれますが、一度説明している部分は「ここはもう大丈夫ですね」と言って省略する場合があります。
これは最初にもコメントしたとおり、好みの問題なのかなと思います。
口コミを見ていると、「テキストを読んでいるだけ」のようなコメントもありましたが、私はそうは感じなかったです。
ただ、私が今まで図などを使って解いていたところが、「図は使ってもいいけどいずれは図を使わなくても解けるようになってほしい」
というようなコメントがあって「えぇー!それは厳しいよー」と思ったことがあります。
また、「ここは必ず覚えてください。いいですか?」というような少し強めの口調(山田先生と比べるとなおさらそう感じる)なので、そういうところで体育会系な印象を持ちました。
クレアールの日商簿記1級講座の残念なポイント
工業簿記・原価計算が、解説が不十分と感じるところがある
テキスト1冊目も終盤になってきて、難易度も上がってきたころ、テキストの解説&講義ともに解説が少なく感じてきました。
正直、このまま進んでいったら不安と思うように・・・。
そんな気持ちのまま2冊目に入り講義を進めていくと、なんと講師が商業簿記・会計学の山田先生に変わっていました!!
なんとなく、私のように今までの講師に不安感を持った人が多いんじゃないでしょうか?(あくまで予想にすぎませんが。)
ひとまず、山田先生になって安心しました!!
工業簿記・原価計算のテキストのページが分かりにくい
工業簿記・原価計算のテキストと問題集ですが、章ごとに番号で割り振られていないため、分かりづらいと感じました。
これだけだと何を言ってるのかよくわからないので、商業簿記・会計学と比べて説明します。
商業簿記・会計学は、例えば15章の税効果会計の問題は、例題15-1、15-2・・・16章の金融商品会計は例題16-1、16-2・・・
というように、章ごとに番号が振られていています。
ところが工業簿記・原価計算については章ごとに番号が振られていないため
第8章の標準原価計算の問題は、第1問、第2問・・・9章の直接原価計算は第1問、第2問・・・と、番号が区別できないため、今自分が何章の問題をやっているか分からなくなります。
そのため私は、少し面倒ですが問題集の余白に「〇章」と記入していました。
商業簿記・会計学と同じように番号を振ってほしいな~と進めながら思っていました。
ちなみに、途中から山田先生に変わっていますが、山田先生もテキストをみて、その番号の割り振りについては分かりにくいとぼやいていました(笑)
ですので、次回テキストと問題集が一新されるタイミングで、改善してくれるのではないでしょうか。
まとめ
実際にクレアールを受講してみて、費用対効果の高い講座だと感じました。
クレアールはこんな人におすすめです。
- 費用をなるべく抑えたい人
- 効率よく学習したい人
- もしもの時のサポート体制があった方が安心できる人
- まとまった勉強時間が取れない人
クレアールは無料で資料請求できるので気になった方は是非してみてくださいね。