第33回、建設業経理士の財務諸表を受験してきました!
財務諸表の合格率は20%前後ですが、今回は試験終了後の自己採点で、
合格していた!というSNSでの声が多く、さらにその中でも高得点の方がおおかったので、
いつもより合格率が高くなるのではないでしょうか。
ちみに私も自己採点したところ、第二問で2問間違え、第三問で1問間違え、その他は正解だったので、第一問抜きにしても70点を超えていただめ合格は出来ていると思います。
さてさて、そんな今回の試験ですが、試験会場での様子や感想などをまとめたいと思います。
Contents
建設業経理士試験の持ち物
私自身、結構うっかりなところがあるので、当日慌てないために前日に準備をしました。
- 受験票
- シャープペン2本(芯の長さもチェック)
- 消しゴム
- 電卓2個
ちなみに電卓はこちらを使っています。
少しお値段は高めですが、いずれ経理の仕事に就いた時にも使えるように、実務用の電卓を使っていました。
ボタンも押しやすいし、程よい大きさでお気に入りです。
そしてもしもの事があった時のために、予備の電卓を用意していきました。
お手頃価格で買えて、サイズやキーの位置も上記の電卓と同じなので、こちらを購入しました。
今回失敗したなーと思ったことが、時計を持っていなかったこと。
いつも試験会場の壁掛け時計を見ていたのでそれでいいやと思っていたのですが・・・
今回は一番前の席で端の方だったので、会場の時計が見にくくて・・・
そういうこともあるので、次回からは時計も持参しようと思いました。
建設業経理士検定の試験会場
初めて受ける場合は、どこで受けるのか?気になる方も多いかと思います。
私も調べてみましたがホームページを見ても情報がありませんでした。
え?じゃぁどうやって教えてくれるの~?ということになるんですが・・・
会場については、試験前に送付される受験票に記載されています。
郵送されるのは試験の1~2週間前なので、もう少し早く知りたいなぁと思う方もいるかもしれませんね。
ちなみに私が日商簿記を受験した時は、住んでいる市の商工会議所で行われましたが、建設業経理士はそれよりもマイナーな試験。
受験人数も少ないからか、私が住んでいる地域では、住んでいる市ではなく県庁所在地で行われました。
スーツケースを持ってこられる方もいたので、遠くから来て前乗りしたのでしょうか。
私は幸い電車で片道1時間の場所でしたので、当日の朝移動をしました。
※遅延などないか到着するまでヒヤヒヤでしたが(笑)
そして試験会場へは30分以上前に到着しましたが、すでに部屋に入ることができたので、受験番号の書いてある席に着席し、最後の理論暗記をしていました。
私が受験した会場の財務諸表は60人ぐらいの席がありました。
でも実際に来られた人は8割くらいかなと思います。
開始時間の10分前になると問題用紙が配られ、説明が始まりました。
問題用紙は当然閉じた状態で配られますが、じっと目を凝らせば薄っすら問題が見えそうな感じ(笑)
でもぐっと堪えて(?)開始時間まで待ちました。
建設業経理士試験の問題用紙と計算用紙
問題用紙は二つ折りにされたもの(B4サイズ)が配布されます。
あれ?解答用紙は?と思われる方もいるかもしれませんが(私はあれ?っとなりました。(笑))、
解答用紙と計算用紙は、問題用紙の中に挟まっています。
試験開始の合図と同時に問題用紙を開いて、中にある解答用紙に名前を記入し受験番号の書かれたシール(受験票にある)を貼ります。
計算用紙のサイズはB4サイズが1枚です。
過去問で勉強していた時はA4サイズの用紙を2つ折りにして使っていたので、B4サイズであれば余裕で足ります。
ただ、「計算用紙」と書かれているので、それが微妙に邪魔だな~と思っていました(^_^;)
建設業経理士1級の財務諸表の問題を解く順番
さぁいよいよ、開始のアナウンスと同時に試験スタートです。
問題を解く順番ですが、過去問で勉強している時と同じ順番で解きました。
第2問→第3問→第4問→第5問→第1問
この順番にした理由は、第一問の論述問題は大の苦手だからです・・・。
あとは、第一問抜きで合格点取れるように勉強してきたから。
第一問は問題は最後まで見ないようにしました。
前回の原価計算の時に見てしまって、「わからない問題だ!」と思った時に動揺してしまったためです。
第2問と第3問
第2問は棚卸資産と固定資産に関する穴埋め(選択)問題でした。
うわっ!!苦手なのキタ!と内心思っていました…。
1問目から分からなくてかなり焦ってしまい、頭が真っ白になっていました(^_^;)
どうしよう・・ダメかも!とネガティブモードに。
これが試験の怖いところですよね。落ち着いて考えれば分かることも試験になると会場の雰囲気だったり緊張で解けなくなってしまう。
それに加えて、隣の席の方のペンで書く音(スラスラ書いているように聞こえる)が聞こえてきて余計に焦る。
とりあえずわかる箇所だけ埋めて、いったん後回しにすることにしました。
第3問は、正誤問題。
これはいつも通りにやれば大丈夫。と気持ちを落ち着かせて、全部解きました。
第4問
株主資本変動計算書の問題で、なんとこれが試験前日に見たCMC弥生カレッジさんの出題予想と当たっていました!!
過去問を復習していたので、少しほっとしました。
ただ、過去問には無かった、「合併」の取引が初めて出てきてドキッとしました。
めちゃくちゃ苦手な論点です(笑)
でも基本的な合併の内容だったので、サクッと解いて全て埋めることができました。
第5問
精算表の問題です。
私の中では1問目の機械装置の問題がスムーズに解けるかどうかが精算表を制するカギになると思っていました。
特に前回(第32回)の機械装置のような問題(資産除去債務)が出たらどうしようと心配していましたが、今回は特に捻りもなく、過去に何度か出題されたことのある減損処理だけだったので安心しました。
2問目以降も、特殊な問題はなかったのでサクサクと解き進めることができました。
第1問
いよいよやってきました、苦手な論述問題。
対策はしてきたつもりですが、細かい論点が出たらアウト・・・。
ドキドキしながら問題を見ると、まさかの「偶発債務」!!!
まさかというのには理由があって、全く同じ問題が過去に出題されたことがあって、過去問で勉強していたので記憶に新しかったのです。
初めてこの問題を見た時、全く解けなかったんですよね。
なぜなら、テキストに載ってなかったから。
テキストに載ってない論点が出たら、第一問は0点になることもあり得る、そう考えたら怖くなって概説書を買ったという経緯があります。
というわけで「偶発債務」は頭に鮮明に残っていました。
ただ、こんなに短いスパンでまた同じ問題が出るとは思わず、「え、マジで!?」と驚きを隠せませんでした(笑)
正直、作問者は問題作るの面倒だったのかな?と思ってしまいました・・・。
まぁ同じ問題は出ないだろうなとは思いつつも、一応単語カードには書いていて直前に読んでいたので1,2問ともに書くことができました。
1は、偶発債務は現在は法律上の義務ではないけれど、将来法律上の義務となる可能性のある債務であること。
発生原因は、手形の割引や譲渡、子会社に対する債務保証、商品の製品保証、係争中の訴訟事件。
2は、引当金に計上するか、財務諸表に注記するか。
これだけ書けば十分だよね?と心の中でガッツポーツでした。
最後の見直し
一通り解き終わったところで、残り時間は30分でした。
後回しにしていた第2問をじっくり考えて解きなおしてみましたが、結局2か所が分からず、一応書いたけど全く自信はありません・・・。
残り20分で他の問題の見直しをしたのですが、精算表で引当金の合計金額が間違っているというミスに気付きました。
見直しをして良かった・・・。
試験が終わっての感想
今回は、前回の原価計算よりは手ごたえがありました。
第2問に不安があるものの、間違っていても2問かな?
精算表は特殊な問題がなかったし、第4問も解けたし、何より第一問の論述が解けたことが大きいい。
過去問での勉強では、論述が書けなかった時のことを想定して論述抜きの80点満点中70点を目標にしてきたので、論述が書ければ全体で7割解答できればいいわけで。(当たり前だけど)
たぶん、合格しているんじゃないかな?
そしてSNSを見ると、自己採点をした方たちの中で合格点に到達している方がおおかったので、
今回はかなり合格率が高くなるのでは?と予想しています。
今まで私が受けた試験は、合格率が低い回がおおかったので、今回は珍しくあたり回だったかもしれません。
まだ合格発表までは分かりませんが、少し休憩して財務分析の勉強に入りたいと思います!